戦略ビジョンで2次期待効果を算出し全員で共有

全体のプロセスを説明したので、ここでは企業ドック/MMMメソッドによる戦略ビジョンについて説明する。というのも,MMMメソッドによる戦略ビジョンは、要素整備度向上による1次期待効果算出と、より裏付けのある2次期待効果算出が表示できるようになっているからである。

(1)最終到達目標(KGI)を示す
この企業またはプロジェクトの最終到達目標をKGIとして表す。
何のためにやるのか、何を目的にしているのかを一言で表すことになる。
たとえば、少し古い話になって恐縮だがわかりやすいので挙げると,日産自動車が,羽境に陥った場合にゴーン社長が掲げたKGIがある。1999年では「NRP(日産リバイバルプラン)」であったし、2002年では「日産180」であった。180の意味は、グローバルで100万台の増産,営業利益率8%,有利子負債を意味するもので、社内外の人間にとってわかりやすい一言で表している。

(2)社長の思い入れ(経営理念)を明確に伝える
ここでは、社長の思い入れや,経営理念が明らかにされる。
同じく日産自動車の当時の例を挙げると、「モチベーション」をいかに上げるかに心を砕いている。コストの引き下げに関して、社内から5%の引き下げ案があがったときでも,一方的に否認するのではなく、他社のコストの例を示し、もう少し努力できゆ余地があるのでないかと、丁寧な説明している。このように、部下のやる気を引き出しながら,積み上げていった結果、20%のコスト削減を掲げることができたといわれている。上からの押し付けではないようにして、現場のモチベーションを引き出していったことが大きいということができるのである。

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