事業コンセプトがブレない事業展開を目指す
レベル2で解説したビジネスモデルの相関図は、「今現在のビジネス」を描いています。戦略・計画通りにピジネスを展開していくと、数年後には業界·地域における会社 (あなた)の地位が良い方向に変化し、消費者からの信用と利益も獲得しているはずです。 これら勝ち得た地位・信用力・利益を新たな経営資源として活用することで、ビジネスを次にステージに成長させていくことができます。 つまり、 数年後の社内外の環境の変化を見通して「『将来のビジネス』 をどのように展開していけるか?」について模索しておくのです。
「将来のビジネス」 がイメージできている企業は、何年たっても事業コンセプトがブレることなく筋が通った事業展開をするため業界・地域・消費者からの信用は確固たるものとなり、企業·商品のブランド価値も不動のものとなります。
業界・地域·消費者が持っている課題を見つける
数年後を想像しなければならないため、アイデアの将来性を模索することは簡単なことではありません。しかし、 地位・信用力・利益を得た会社だからこそできる仕事があります。それは、 業界・地域・消費者が持っている課題を見つけて解決する役割を担うことです。例えば、日本ワインはまだこれから成長していく業界です。 その成長を後押しするような商品を開発して販売していくことは大きな貢献になります。
さらに各都道府県のワイン用ブドウを原材料に使えば、 経済効果が見込めるため地域活性化に貢献することになります。
関連する業界・地域・消費者に注目して課題を見つけ出し、その課題に対してどのような貢献ができるのか?という視点で考えてみてください。
ざっくりと言うと
□環境の変化を見通して「将来のビジネス」を考える
□「将来のビジネス」が明確だと事業コンセプトがブレない
□業界・地域・消費者に貢献できる役割を考える