自社の強みを活かすヒントを探す
ビジネスのアイデアを広げる時、自社のヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を把握しておくことは重要である。なぜなら、自社で準備できる経営資源の範囲内でビジネスをスタートできた方が、経営の負担が軽くて済むため効率的に事業化をすすめることができるからである。
経営資源を活用するヒントをご紹介すると、 ヒトは仕事をする人材の技術・経験・知識など、モノは既に持っている商金や資材・車・土地・建物などカタチあるもの、 カネは現金・貯金・有価証券など資産価値のあるもの、情報は企業リストなどの営業に使えるデータ・まだ世の中に浸透していない政治経済に関わる計画などが挙げられる。アイデアを広げる前にこれら経営資源を棚卸しておき、 ライバル企業に差をつけるためには、「どのように活用するべきか？」 という視点で検討する。
最高の経営資源はヒト
経営者にとって人材は最も重要な経営資源だと言える。どんなに素晴らしいモノ・カネ・情報を持っていたとしても、これらをビジネスというカタチにするためには人材の力が必要だからである。 例えば、 売り物が手元になかったとしても、WEBデザインに優れた技術を持つ人材であれば、その技術を活かしてホームページの１００種類のテンプレートを制作すれば魅力的な商品となる。逆にWEBデザインのできる人材がいない状況で、ホームページのテンプレートを１００種類制作する場合は業者に発注するしかなく、大きな支出となるため現実的ではない。経営資源の活用で実現できるビジネスを発想することが効率的な事業化に繋がる。
ざっくりと言うと
□経営資源を活かせば効率的な事業化に繋がる
□ライバル企業との差別化も意識する
□人材は最も重要な経営資源
