成功・失敗は数値目標の達成度で決まる
経営者であれば「ピジネスで成功したい」と思う人が100%だと思いますが、成功・失敗の判断基準を設定してビジネスに取り組むことはとても重要なことです。この判断基準とは、数値目標を達成していたら成功だと評価でき、達成できていなければ失敗だと評価できる状況をつくることです。
数値目標を達成した場合でも目標をどれだけ上回ったかを計算すれば、成功の度合いを測定できます。一方、数値目標を設定していないビジネスは失敗の判断を誰もできないため、最悪の事態はビジネスを中止して撤退する判断を適時にできず、経済的な打撃を受けることになりかねません。
PDCAサイクルで戦略・戦術を検証する
ビジョンを数値化して明確な目標にすれば、事業全体をPDCAサイクルでレベルアップしていくことができます。つまり、「①P=数値目標の設定、②D=事業運営、③C=達成度の検証、④A=戦略・戦術の見直し」のサイクルを作ることで、ビジネスが成功するまで軌道修正を繰り返すのです。
この「④A=戦略・戦術の見直し」で経営者は、何が悪かったのか？について冷静に考えることができます。数値目標を達成できなかったという結果だけを見れば失敗であることに間違いありませんが、この失敗は経営者が成功するための勘どころを学ぶ機会となります。
このように計画的に事業運営している経営者は、銀行・公庫から経営者としての資質が高いと評価されます。いざ、ビジネスがスタートすれば、数値目標の設定や検証が疎かになりがちですが、経営者の成長は会社の成長に直結します。手間暇のかかる作業かもしれませんが、ぜひ実践してください。
ざっくりと言うと
□数値目標で成功・失敗を判断する
□PDCAサイクルの検証が経営者を成長させる
□計画的な事業運営ができる経営者は銀行・公庫から高評価
