ビジネスの推進力が向上する
数値目標は、経営者だけではなく従業員にとっても目指すべき明確な目標となります。数値目標を従業員が共有することで、毎月の営業目標を考えることができたり、目標達成に向けたアイデアが従業員から出てくるといったメリットがあります。このように従業員に目的意識が芽生えたら、ビジネスの推進力は飛躍的にアップしていきます。
1~3年後に目指す数値目標にする
数値目標には必ず期限を設定してください。この期限がなければ、3000万円の売上目標を1年後に達成するべきなのか、それとも3年後に達成するべきなのかがわかりません。
数値目標に期限がないと従業員の目的意識が薄れるため、ビジネスの推進力がアップすることは期待できません。
事業計画書に記載する数値目標の期限は、1~3年後を目安にして設定することが一般的です。これ以上の期間になれば、遠い将来の目標になってしまいます。また、3年後の数値目標を設定した場合は、1年目と2年目の売上目標も考えて売上計画のページに記載しておきます。
数値目標を達成した環境をイメージする
数値目標を達成した後、勝ち得た地位・信用力・実績・利益を活用して展開できるビシネスが、ビジョンで描いた、ありたい姿に繋がることが重要なのです。見事に目標を達成できても、経営者が思い描いているありたい姿が、あまりに遠く感じると「本当にできるのか?」という疑問がわき起こります。まずは、ビジョンの実現に一歩近づいたと実感できる数値目標を設定することが大切です。
ざっくりと言うと
□従業員と共有すると組織内に目的意識が芽生える
□期限は1~3年後設定する
□数値目標達成後の環境を、ビジョンにつなげる