キャッチコピーで表現する
事業コンセプトをキャッチコピーとして明文化する前に、確認しておくべき情報が3つあります。その3つは、①商品アイデアが決まっていること、②参入する業界(また販売ターゲット)が決まっていること、③業界(または販売ターゲット)に対する存在意義が具体的に決まっていることです。
キャッチコピーでビジネスの概要を伝えなければならないため、”売り物・売る相手・存在意義”の3つを組み合わせて簡潔にまとめる作業が事業コンセプトをつくる基本です。これら3つの言葉をキャッチコピーに必ず組み込むわけではありませんが、これらが3つのニュアンスが含まれるものにしなければなりません。
売り物・売る相手・存在意義を組み合わせる
まずは単純に売り物・売る相手・存在意義を組み合わせてキャッチコピーをつくってみます。高級たこ焼き店開業の事例で考えると「売り物:創作たこ焼きのフルコースメニュー」、「売る相手:たこ焼きファン」、「存在意義:新たな美味しさと楽しさを届ける」という3つのキーワードをつくって、これらを組み合わせた「創作たこ焼きのフルコースメニューでたこ焼きファンに新たな美味しさと楽しさを届ける」を事業コンセプトとして使います。
この方法で作る事業コンセプトは、あくまでビシネスの概要を伝えるために誰でもつくれる法として紹介しています。
事業コンセプトをカッコよいキヤッチコピーにしたい方は、この3つのニュアンスが含まれることに注意して考えるようにしてください。カッコよいキャッチコピーができでも、相手にビジネスの概要が伝わらなければ意味がありません。
ざっくりと言うと
□売り物・売る相手・存在意義の3つのニュアンスが必要
□3つのニュアンスをキーワードにして組み合わせる
□カッコ良さよりも伝わることが重要