ストレートな方が伝わりやすい
ベンチャー企業型の新規事業では、今まで誰もやっていなかった技術・商品を生み出してビジネスを作り上げるケースがあります。このような新規事業では商品・ビジネスモデルが特殊になることが多く、キーワード化してもビジネスの概要が伝わりづらいことがあります。そのため、事業コンセプトで存在意義をストレートに表現し、どのようなビジネスをやるのか?をわかりやすくする必要があります。
また、商品・ビジネスモデルそのものは理解しやすくても地域・業界・消費者に対する影響度の高いビジネスを目指すケースも同様に存在意義をストレートに表現した方が事業規模のニュアンスを的確に表現することができます。例えば、「ワインラングドシャという新しいジャンルを生み出す」という事業コンセプトは、実際は京都でワインラングドシャというクッキー商品を開発して販売するビジネスモデルのためわかりやすいです。しかし、各都道府県の地域活性化に貢献できる大きなビジョンを持っている場合には、クッキー販売するお店のことだけを事業コンセプトで表現しても目指しているビジネスと比較した時に規模感が全く違います。
地域・業界・消費者に対するメッセージを意識
存在意義を表現する場合の注意点は、地域・業界・消費者に対するメッセージとなる文言をつくることです。地域・業界・消費者を対象にすることで規模感を間違うことなくキャッチコピーをつくることができます。また、幅広く事業展開していける可能性を持たせた事業コンセプトに仕上がります。
ざっくりと言うと
□ベンチャー企業はストレートに存在意義を表現する
□事業規模が大きい場合、地域・業界・消費者に対するメッセージを意識
□存在意義を表現した事業コンセプトは幅広い事業展開に向く