「何を売って稼ぐのか?」を熟慮する
カタチある商品の売買がビジネスモデルの場合は、モノを売って購入代金を支払ってもらうというシンプルな取引のためキャッシュポイントは必然的に決定します。しかし、サービス業の場合、「何を売ってお金を稼ぐのか?」というキャ
ッシュポイントを明確にしづらいことも多く、 主力商品がありません。お客様に喜んでもらえるコトが把握できているのに、そのコトをどのような方法でサービス化するかが決まらずにキャッシュポイントをつくれないのです。 この状態は商品アイデアができていない段階であるため、売上をつくれる商品のアイデアを先につくる必要があります。
技術をわかりやすく買いやすい商品にする
IT·デザイン·コンサルティングといったサービス業で、カタチがない属人的な技術提供型の商品は、キャッシュポイントが弱くなりがちです。 その理由は、案件を持ち込まれた段階でお客様に提供する技術·サービスや金額が決定できる職人技の商売だからです。職人技の商売は、その会社に対する安心感がないと、技術·金額に対する不安があるため新規顧客を取りづらいデメリットがあります。このような業種・業界で商売ではなく事業を起こしたい場合は、技術・サービスをわかりやすい商品にすることです。例えば、ホームページ制作サービスは基本的に職人技の商売ですが、これをテンプレート100種類から好きなデザインを選べるようにすれば、わかりやすい商品になります。 さらにテンプレート化したことで販売金額を提示しやすく、 お客様にとっては買いやすい商品となります。この工夫によって主力商品が明確となり、キャッシュポイントをつくることができます。
ざっくりと言うと
□サービス業はキャッシュポイントが分かりにくい
□職人技の商売は、キャッシュポイントが弱くなる
□技術を売る場合は、分かりやすい商品にする