商品戦略のキーポイント
商品とは、販売ターゲット・商品名・販売価格・販売チャネル・品質・ブランディングなど各種戦術について検討することで商品の方向性を決めることです。その中でも販売ターゲットの決定は、商品戦略のキーポイントとなるテーマです。「販売ターゲット」=「お客様」が商品を買ってくれなければ、売上はつくれません。そのため、最初に販売ターゲットを決定し、その販売ターゲットが買いやすい商品名・販売価格・販売チャネル等を事業コンセプトに基づいて考えていくのです。全ての戦術が販売タ一ゲットに向けた設計をしていなければ商品の訴求力が発揮できないため、必ず販売ターゲットを明確にしなければなりません。
年代・地域・性別・職業・年収で絞り込む
一番簡単な販売ターゲットの決め方は、年代・地域・性別・職業・年収など大きな特徴がつかめる項目で絞り込むことです。これらの項目で絞り込むだけでも、商品名・販売価格・販売チャネル・品質を決定する方向性が定まってきます。
例えば、“創作たこ焼きのフルコースメニュー”を提供するお店で販売ターゲットを30~40代の男女と設定した場合、フルコースの販売価格を3000円の設定をしても十分に払える金額です。また精神的な落ち着きが出てくる年代のため和の個室空間で着物を着た女性が丁寧な接客をするサービス品質にも違和感がありません。
ここでご紹介した以外にも、販売ターゲットを絞り込める項目が商品に応じてあります。ライバル企業と差別化に繋がる絞り込みの項目を考えてみてください。
ざっくりと言うと
□最初に販売ターゲットを決める
□全ての戦術を販売ターゲットに向けた設計をする
□ライバル企業と差別化を意識してターゲットを絞り込む
