工夫すれば個人でも推測はできる
市場規模を金額で把握できれば、どのくらいの規模まで事業拡大を目指せるのか分かります。その結果、売上目標・売上計画が実現できる可能性を判断することもできます。
新たな市場を創出する場合以外は、インターネットや書籍等で入手できる統計情報で市場規模の金額を調べることができます。しかし、成長市場などの場合は、「将来どこまで市場規模が成長していくのか?」が重要なポイントですが、その潜在的な市場規模を推測することは困難です。本来ならば大手シンクタンクの調査結果を使用したいところですが、潜在的な市場規模を工夫して自分で算出し、現在の市場規模と組み合わせて成長性を説明することができます。
潜在的な市場規模を推測する
サロン専用ホームページ制作サービスで事業化する場合、ホームページを保有していないサロンは全て販売ターゲットと成り得ます。このサロンを顧客にすることができれば、市場は今よりも大きくなるため潜在的な市場があると言えます。
そこで日本全国にあるサロンの店舗数を調べて1年間にサロンがWEB制作・運用で使う平均的な金額を乗ずれば、市場規模の最大値を算出できます。この最大値から現在の市場規模を差し引くことで潜在的な市場規模を推測することができます。
もちろん厳密に将来的な市場規模は試算できないため、推測を超えない数値ですが、市場が成長していくことをアピールできることが大事なのです。マーケティング調査で入手できる資料から論理的に潜在的な市場規模を推測して事業計画書に活用してください。
ざっくりと言うと
□市場規模から、売上目標や売上計画を作成する
□潜在的な市場規模と、現在の市場規模から成長性を説明できる
□マーケティング調査で潜在的な市場規模を推測できる