サ一ビス業で特に多いように思いますが、販売価格をお客様に自信を持って伝えられない日本人が多いように思います。サービス業の場合、目に見えるモノが売り物ではないため値付けが難しいのです。また、手に取って触れるモノが売り物の場合でも相場よりも販売価格がずっと高い場合も不安になるかもしれません。
全国的に流通している、とあるご当地商品の新ブランドを企画した時に相場価格よりも1.5倍~2.0倍の値付けをしたことがあります。企画段階では、その地域の団体・企業の一部からは難色を示されたのは言うまでもありません。
しかし、新ブランドを販売するには、入念なマーケティング調査の結果、必ず売れるという自信があったため、その販売価格で商品化を決行しました。
その結果、多くの関係者の不安を払拭するだけの数量が売れたため、今では地域の方々からも事業拡大に積極的なご協力をいただける状況になっています。
商品と販売価格が見合っているか否かを判断するのはお客様です。お客様に満足してもらえると確信できる十分なマーケティング調査をしているなら、決定した販売価格が相場よりも高くても安くても問題はありません。
むしろ、その分野に新しいジャンルを切り開くキッカケになるかもしれません。