自分の認識を過信しすぎない
事業の強みと弱みについて分析をする時、客観的な視点を持たなければなりません。 主観的な視点で強み・弱みを書き出しても、その強みが本当は競争力を発揮できるレベルではなかったり、事業計画書に書いた弱み以上の弱点が存在していることに気付かないケースがあります。 主観的な分析結果に基づいて事業戦略を考えても、その事業戦略は実際の市場ではあまり役に立たないことになります。
一般的な強み・弱みのパターンを参考にする
自分自身では客観的に強み・弱みを分析しているつもりでも、自己評価が高すぎたり、視点が狭かったり、 見落としがあったりするケースはかなり多いと言えます。 この客観的な分析結果を得るために、 事業戦略系のコンサル会社に依頼にする人もいますが、 コンサル会社が提供する情報の基本は様々な業種・業界のクライアントに実施したコンサルティング経験で学んだ強み・弱みをパターン化したものです。 この強み・弱みのパターンを次頁で掲載しますので、まずはご自身で強みと弱みをチェックしてみてください。 商品・ビジネスモデル・組織体制によって当てはまらない項目が出てくると思いますが、当てはまる項目から重要度の高い(金銭的影響度が高い)順で3個以内でピックアップすれば大丈夫です。
強み・弱みのパターンを網羅できれば、あとは客観的な視点をもつことに徹するべきです。 しかし、 よく考えると、コンサル会社=外部の人間です。 つまり、コンサルに依頼しなくても自分以外の誰かにアドバイスをしてもらえば客観的な視点を取り入れることができるというわけです。
ざっくりと言うと
□主観的な視点で分析しても、勝てる事業戦略にならない
□一般的に使われるパターンを知り、 分析の参考にする
□他人からアドバイスをもらって客観性を担保する