客観的に分析できているかがカギ
SWOT分折とは、内部環境（強み・弱み）と外部環境（機会・脅威）の大きく2つの点から調査を行い、事業戦略を決定していくための経営分析の手法です。
SWOT分析は事業計画書などで多用されている有名な手法ですが、多用されている一番の理由は、客観的な視点でビジネスを取り巻く環境を網羅した上で経営判断ができるからです。この「客観的な視点でビジネスを取り巻く環境を網羅」していることは、第三者の視点からも同様に評価しやすくなります。また、客観的な視点のSWOT分析ができる経営者は、経営者としての資質を高く評価されます。
事業計画書を読む人は、そのビジネスが「売れるのか」「儲かるのか」「実行できるのか」について判断していると同時に経営者としての資質が問われているのです。
表形式でまとめて事業戦略を打ち出す
強み・弱み・機会・脅威についてそれぞれ分析した情報は、事業計画書の中で表形式で一覧できるようにしておきます。
SWOT分析の結果を一覧化することで、客観的な視点でビジネスを取り巻く環境を網羅した経営分析をしていることが相手に説明できます。
この結果に基づいて決定した事業戦路は、言葉で書き出して事業計画書に明記しておきます。注意しておきたいのはSWOT分析の結果だけを事業計画書に掲載しても、そこからの経営判断が見えなければ分析の意味がないことです。
事業戦略を説明したページを1枚つくるか、言葉で事業戦略について明記しておくことが必要です。
ざっくりと言うと
□客観的な視点でビジネスを取り巻く環境を網羅できる
□経営者の資質が反映された資料になる
□分析結果から導いた事業戦略は明文化しておく
