商品や会社に影響を与える要因を洗い出す
機会と脅威を、別の言葉で表現すれば「機会=商品・会社に対する追い風、脅成=商品・会社に対する逆風」となります。強み・弱みの場合は、内部にあるヒト・モノ・カネ・情報という経営資源によるものでしたが、機会・脅威は、会社の外部から影響を受けるものです。そのためSWOT分析では強み・弱みは内部環境と表現され、機会・脅威は外部環境と表現されます。
“機会=商品・会社に対する追い風”であるように、市場が成長していたり、主力商品のジャンルがトレンドになっていたりと売りやすい環境ができていることを分析します。一方、“脅威=商品・会社に対する逆風”であるため、商品が売りづらくなったり、事業運営で大きなダメージを受ける環境を分析することです。
政治・経済・市場・メディアなど幅広く市場を読む
会社に影響を及ぼす外部環境には、実に幅広い分野が存在しています。政治・経済・市場・メディア・世論・自然・法律・海外市場の動きなど、ビジネスの内容によって臨機応変に検討しなければなりません。例えば、サロン専用ホーページ制作サービスのビジネスを展開する場合、インターネット利用によるトラブルが多発して社会問題に発展すれば消費者のネット離れが起こるりスクがあります。このような事態になれば、サロンはホームページからお客様を集客できなくなるため、ホームページをつくるサロンが激減するという脅威があります。これは難しい作業ですが、マーケティング調査を行う時に自社のビジネスに当てはまりそうな情報をピックアップしておけば分析しやすくなります。
ざっくりと言うと
□機会=商品・会社に対する追い風、脅威=商品・会社に対する逆風
□機会は事業拡大のチャンス、脅威は危機的なダメージ
□幅広い情報をマーケティング調査で収集しておく