ビジネスの結果を示す「成績表」
事業計画書を作成した時には、損益計算書を添付することが一般的です。この損益計算書は、ビジネスの結果を試算して「催かる」ことを数値で証明するための書類です。言わば、ビジネスの成績表とも言うべきものです。
ビジネスの儲けを数値化する
損益計算書の大事な役割は、ビジネスの成績を数値化することです。事業計画書の中で、事業戦略・商品戦略・営業戦略などをしっかり説明しても、「儲かる」ことは数値化しなければ第三者には理解してもらえません。「儲かる=利益」であるため、重視するべき項目は営業利益です。この営業利益の数値がプラスであれば黒字、マイナスであれば赤字となります。新規事業の場合は、開業した瞬間から黒字になることは少なく赤字が多いですが、赤字の状態から黒字になるまでの道のりを事業計画書で説明することになります。
事業計画書の期間に合わせて損益計算書をつくる
事業計画書の期間は、1~3年が一般的で、長くても5年程度までとなります。この期間は数値目標を設定するとき、何年後の目標なのか明確にしておきます。損益計算書は、この数値目標で設定した期間に合わせて同じ年月分つくります。
損益計算書は発生主義
損益計算書の数値は、発生主義と呼ばれるルールで計上していきます。発生主義とは、売上や経費等のお金の動きが発生したタイミングで計上することです。例えば、ホームページ制作サービスの受注をしたのが5月であれば、損益計算書も5月のところにその売上金額を入れることになります。
ざっくりと言うと
□ビジネスの成績を数値化することが大事な役割
□営業利益の数値がプラスなら黒字、マイナスなら赤字
□数値目標で設定した機関に合わせて作成する