儲かるビジネスであることをアピールできる
利益計画(損益計算書)は、営業利益の金額で儲かることをアピールすることが重要です。そのため、利益計画のページでどれだけ儲かるのかをプレゼンしやすく工夫します。
事業計画書の期間が3年分ある場合などは期間が長くて数値情報を読むことがストレスになります。そのため、損益計算書を添付資料とし、損益計算書の試算で導き出した営業利益を利益計画のページに入れるとわかりやすくなります。
営業利益率はビジネスの成績結果
ビジネスがどれだけ儲かるのかを判断する数字は営業利益ですが、営業利益の金額をアピールしても意味がありません。
例えば、1億円の売上で営業利益が100万円のビジネスと1000万円の売上で営業利益が100万円のビジネスはどちらも営業利益が100万円ですが、その100万円を稼ぐ効率・能力が全く違います。そのため、営業利益率を試算して、業種・業界・ビジネスモデルを問わず、ビジネスの成績が評価できるようにします。
営業利益率を試算する
営業利益率の試算は、「営業利益の金額÷売上高の合計金額×100=営業利益率(%)」であり、売上高に対する営業利益の構成比を算出しています。一般的には、営業利益率10%を超えればかなり満足できる成績、20%を超えれば相当儲かるビジネスモデルだと言えます。
試算した営業利益率の使い方は、グラフや表で年々ビジネスが成長してく経緯を見せて、事業計画書の期間が終わる時点での営業利益率として見せると、成長性・将来性のある計画をアピールできます。
ざっくりと言うと
□“どれだけ儲かるのか”をプレゼンやすくする
□ビジネスの成績は、営業利益率でなければ評価できない
□表やグラフを活用して営業利益率を見せ、成長性・将来性をアピールする