資金繰り計画表の総まとめ
資金繰り計画表のフォーマットに借入関連以外の全ての情報を入れ終わった後は、必要な資金調達の金額とタイミングを調整しながら見つける作業に入ります。
資金調達のタイミングを把握する
資金繰り計画表に借入関連以外の情報を入れた時点で、ビジネス収支・月末資金がマイナスになるタイミングがわかります。このマイナスになる前月くらいを資金調達のタイミングとして設定します。融資の申し込みから融資の実行までの期間は2カ月程度必要であることも考慮しておいてください。
借入金の返済を試算する数式をつくる
資金調達をすると必ず借入金の返済をしなければなりません。この借入金の返済は、資金調達の金額と返済期間に応じて変動するため、フォーマットに数式に入れておきます。なお、返済期間の目安は3~5年程度で考えますが、融資の案内資料等で提示されている返済期間に合わせてください。
借入金の返済を試算する際は、「借入金÷返済期間(月){1+利息(%)}=借入金の返済(月)」で数式をつくり、資金調達するタイミングの翌月からの返済で設定します。
資金調達の金額を試算する
資金調達のタイミングとして設定した月に100万円の単位で金額を入れていきます。100万円入れてもマイナスになる月が出てきたら、次は200万円入れてみるという手順です。
その結果、マイナスが消えて全てプラスに転換した金額が、必要な資金調達の金額です。あとは、月未資金がプラスでも数万円しかブラスにならない月があれば、上乗せで資金調の金額を確定させます。
ざっくりと言うと
□ビジネス収支・月末資金がマイナスになる前月が資金調達のタイミング
□借入金の返済は、フォーマットに数式を入れて試算しやすくする
□ビジネス収支・月末資金がプラスになる資金調達の金額を導き出す