何にいくら必要なのか説明する
事業計画書において資金計画のページは、銀行・公庫・投資家に対して「●●にお金が必要なので、■■円必要です」というお願いをする役割があります。つまり、この資金計画のページがなければ、資金調達をするための事業計画書には仕上がりません。
資金計画のフォーマットをつくる
資金計画のフォーマットは、資金使途の内訳・金額と資金調達の内訳・金額を横並びで隣り合わせにした表にします。
資金使途の内訳は、設備投資や運転資金として発生する具体的なお金の使い道を入れる欄をつくり、資金調達には調達予定の金額と自己資本の欄をつくってください。そして、フォーマットの一番下には、資金使途・資金調達それぞれの合計金額を書く欄を用意しておきます。
資金調達の金額を入れる
資金計画は、資金調達の金額を入れた方が簡単です。資金繰り計画表で導き出した金額を、調達予定の金額に入れます。
自己資本の欄には資本金など自分で準備できる資金の金額を入れます。最後に調達予定の金額と自己資本を足し算して、合計値を出しておきます。
資金使途の内訳と金額を入れる
資金使途の欄には、内訳・金額について具体的なお金の使い道を入れていきます。ここで必ず守らないといけないルールが1つあります。それは資金使途の合計金額と資金調達の合計金額が一致しなければならないということです。そのため、資金調達の合計金額と一致するように資金使途の内訳を考えて入れるようにしてください。
ざっくりと言うと
□事業計画書において資金計画ページは、資金調達をお願いする役割
□資金計画では、資金使途と資金調達について内訳と金額を説明する
□資金使途の合計金額と資金調達の合計金額が一致しなければならない