感情に訴えかける仕掛けを用意する
分厚い事業計画書と膨大な添付書類をテーブルに散りばめてプレゼンしても、 プレゼンが上手くなければ淡々とした雰囲気になりがちです。 このような雰囲気ではプレゼンしている本人も不安になってしまい、 熱意あるアピールができないため説得力はありません。 長丁場のプレゼンを盛り上げるには、仕掛けをつくって相手の感情を動かすことも大切です。
商品を体験してもらう
事業計画書に商品の写真を貼り付ければ、言葉だけよりも効果は大きいですが、 これだけではプレゼン相手に実感を与えることができません。 商品の品質を実感してもらうためには、 実際に体験してもらうのが一番効果的です。
サンプル品を準備して手に触れて品質を確かめてもらったり、食品なら試食をしてもらいます。 また、IT系サービスならデモ画面で説明、 実際に操作をしてもらうのも効果的です。
失敗談などを含んだ雑談をワザとする
日本人は失敗談が好きな人が多いため、 事業計画書の本題に関連した失敗談を話し出すとプレゼン相手の目の色が変わるのがよくわかります。 例えば、 日本ワインを使用したクッキー商品の事例であれば、 監修してくれる有名なソムリエとのエピソードとして「ワインバイヤー時代、最初はワインビジネスのことを知らなくて売れないシャンパンを500万円も仕入してバイヤーをクビになりそうでした。 この先生と出会ってからは、ノウハウを教わったおかげで500万円分は余裕で取り返せました」 という話をすると興味深々で聞いてもらえますし、このソムリエの凄さまでアピールできます。 その後のプレゼンが、勢いに乗ってやりやすくなります。
ざっくりと言うと
□盛り上げるには、仕掛けをつくって相手の感情を動かす
□商品の品質は体験してもらうのが一番効果的
□失敗談はプレゼン相手の興味を惹きつける