事前に台本をつくリメリハリをつける
事業計画書をストーリー化すれば第三者に伝わりやすくなりますが、このストーリー化の作業は事業計画書のページ数が多いほど難しくなります。ページ数が多いとストーリー化しても膨大な情報量になるため、初めてプレゼンを聞く人は理解が追いつかなくなるのです。この問題点を解決する方法は、事業計画書の書面上で大事なポイントを強調しておき、この大事なポイントを組み込んだプレゼンの台本をつくることです。
事業計画書で大事なポイントを強調しておく
本書の事業計画書サンプルを参照してもらうと、やたらと文字が大きかったり、大きめの矢印マークで視線を誘っていたり、爆発マークで強調している箇所がたくさんあります。
これは事業計画書の中で伝えておかなければならない大事なポイントを強調するために書面上で工夫しているのです。同じことを事業計画書に記載していても、見せ方の工夫だけで読む人の印象と記憶の残り方に大きな違いが出てきます。
大事なポイントが連動した台本をつくる
事業計画書の書面上で大事なポイントを強調する工夫をしたら、プレゼンで話すストーリーで出てくる大事なポイントの順序を事業計画書の展開に合わせておきます。この台本どおりにプレゼンすれば、大事なポイントを話す瞬間に事業計画書でも同じ大事なポイントのページが出てきてうまく強調できるようになります。
この大事なポイントを強調する瞬間、声を大きくしたり、事業計画書の大事なポイントを記載している箇所を手で指し示せば、さらにプレゼン相手を惹きつけることができます。
ざっくりと言うと
□大事なポイントは、書面上でもわかりやすく強調する
□大事なポイントの順序を事業計画書の展開に合わせる
□ここぞという時はオーバーアクションで惹きつける