事業計画書を使って資金調達をする場合、銀行・公庫・投資家が多いと思いますが、特に投資家にプレゼンする場合は相手のことを入念に調べておくことをお薦め
します。
銀行・公庫であれば、融資することで利息を得ることがビジネスであるため、確実に売上がつくれることと借入の返済ができることをプレゼンすれば良いわけですが、投資家が企業の場合は必ずしもそうとは限りません。
投資家が企業の場合、あなたのビジネスにお金を都合だけならデメリットが大きくリスクばかりが目立ちます。
そのため、お金を都合する代償として得られる利息以外のメリットが説得のポイントになってきます。
スポーツをする人が販売ターゲットのビジネスをコンサルしていた時、事業拡大のためスポーツ関係のメーカー数社から資金調達をしたことがあります。メーカー視点で考えると、スポーツをする人に商品が売れる仕組みを獲得できるなら資金調達に応じるメリットがあります。
そこで、事業計画書には資金調達の見返りに提供する“売れる仕組み”について提案ページを追加してプレゼンしていきました。これはプレゼン相手ごとにつくるためかなり大変な作業が伴いますが、ダイレクトにメリットを提案するので効果絶大です。
プレゼン相手のことを下調べし、相手に響きやすいメリットを事業計画書に組み込んで仕上げることが成果に繋がるコツと言えます。