「経営計画」を作成・運用すべき三つの理由

〈理由1〉社長と幹部の歩みを一つにできる

あらためて、なぜ中小企業でも 「経営計画」を作成・運用する必要があるのか、その理由を確認しておきましょう。まずは、中小企業の社長の悲痛な叫びをご紹介しましょう。

「なぜ、うちの幹部はわかってくれないんだ!」

「指示しているのにリーダーがまったく動かない」

「どうして研修で学んだはずなのに会社で実践しないんだ? あんなに高いカネを払ったのにぜんぶ無駄になってしまった」

あなたも同じようなご経験があるのではないでしょうか。
会社を成長させようと試行錯誤している社長は非常に勉強熱心です。さまざまな方法でいろいろなルートから情報収集を行っています。

一方、中小企業の幹部、リーダーはどうかというと、熱心に寝る間も惜しんで勉強し、自ら外部の研修や異業種交流会に行って情報を仕入れている―そのような人にお目にかかることはまずありません。
この社長と幹部の圧倒的な勉強量の差が、 何をやるにしても社長の意図が伝わらず、描いているように幹部が行動してくれない最大の要因です。

しかし、心配する必要はありません。ご紹介する「ビジョン実現型経営計画」は、こうした社長と幹部の意識の差を埋め、会社の成長のために歩みを一つにする非常に有効な仕組みだからです。

〈理由2〉社長が覚悟を決められる

「経営計画」は幹部やリーダーと一緒に作成します。
また、完成後は社員全員の前で発表します。 発表会は、社長の思いと数年後の会社の姿を、数値も含めて「これを絶対にやり遂げるぞ」と幹部や社員全員へ宣言する場です。

社長はいわば、「経営計画」を通じて、自分の意思と覚悟を社員全員へ伝えるのです。これによって、絶対にやり抜かなければならない、達成できなければ社員たちに顔向けできない、と自らを背水の陣に追い込むことができます。

中小企業にとって、このように社長が覚悟を決めることの効果は非常に大きなものがあります。
なぜなら中小企業の業績は99%社長の力で決まるからです。
社長が将来の目標を明確にし、絶対に達成するという意思を固めなければ達成できません。
そしてこの覚悟を最後まで貫き通すことが実践の継続につながります。

中小企業が伸び悩む大きな原因の一つに、決めたことを成果が出るまで継続できない点が挙げられます。これは多くの中小企業の弱点でもあります。 自分の会社をこんな会社にしたいという明確なビジョンとそれを最後までやり遂げる強い覚悟をもって、この先を読み進めてください。

〈理由3〉まわりからの支持が得られる

会社が存続するためには何が必要でしょうか?

「社長のカリスマ性」

「優秀なリーダーの存在」

「強い営業力」

「付加価値の高い商品」

「効率的な組織運営力」

きっといろいろな答えが出てくると思います。 どれも間違いではありません。ここに挙がったもので会社が存続することは “短期的には” 十分可能でしょう。

では “長期的に” 会社が存続するために必要なものは何でしょうか?
この答えが、実はみなさんにいちばん伝えたいことであり、実践していただきたいことなのです。

それは、「まわりから会社の存在が認められていること」です。

ここでいう「まわり」とは、お客様、取引先、 その他協力会社や金融機関など会社とかかわる人すべてです。このような人たちから支持を集め、社会からその存在を認められている、その価値を認められている会社でなければ、30年、50年、100年という長期にわたって存続していくことは難しいでしょう。このように会社の存在をまわりに認めてもらいながら会社の付加価値を上げていくために必要なもの、それが「経営計画」です。

「ビジョン実現型経営計画」は、社会からの支持をどんどん広げ、強固なものとし、付加価値を上げている会社が実際に実践している「経営計画」の作成手順と実践方法、およびその成果の導き方を具体的にまとめたものです。

本書の構成にそって「経営計画」を作成し、社員に浸透させ、これにそって実行してもらうことによって、会社の「理念」や考え方、こだわり、価値がまわりに知られていきます。そこに共感したお客様や取引先があなたの会社を支持し、熱狂的なファンとなっていきます。

このファン層がどんどん広がることによって、会社の認知度と信頼度が高まり、社会で認められる存在となり、会社の付加価値が向上していくのです。

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