ステップ3「行動理念」で社員の行動に対する姿勢、考え方を示す

次のような質問をあなたの会社の社員たちにしてみてください。
「なぜ、その仕事を行っているのですか?」
「その仕事の目的は何ですか?」
違う答えが返ってきたら、残念ながらあなたの会社は、社員のベクトルがそろっていない状態です。

このベクトルをそろえるのが「行動理念」の役割です。
「行動理念」とは、「経営理念」の実現に向け、「基本方針」を実践するために社員たちにどのような考え方、行動を求めていくのかを明確にしたものです。
「経営理念」と「基本方針」は“会社”が主語ですが、 「行動理念」は“社員”が主語になります。
法人ビジネスの事例では、「社員全員が成長し続ける機会を継続して提供し、希望と未来を描ける会社を実現します」という社員、会社に対する基本方針を定めました。しかし、どんな社員でも希望と未来が描けるかというと、そうではありません。そこで会社として、“どのような社員であれば希望と未来が描けるようになるのか”を示す必要があります。
この企業であれば、「成長意欲を持って新しいことにも積極的にチャレンジする」 社員というように、会社が社員に求める姿勢を「行動理念」で明確にします。
「行動理念」は、「基本方針」 一つひとつに対してどのような行動を社員に求めるのかという視点で考えてみてください。
「基本方針」 それぞれの実現にむけて 「~するにはどう行動すべきか」という視点で考えるとよいでしょう。社員に実践してもらうためのものなので、わかりやすい言葉で表現するのもポイントです。これに次の⑥と⑦の二つの視点を加えて社員に求めるべき行動は何かを考えます。

①【商品】 に対する方針を実行、実現するために社員はどう行動すべきか
②【お客様】 に対する方針を実行、実現するためには社員はどう行動すべきか
③【社員】 に対する方針を実行、 実現するために社員はどう行動すべきか
④【会社】 に対する方針を実行、実現するために社員はどう行動すべきか
⑤【地域・社会】 に対する方針を実行、実現するために社員はどう行動すべきか
⑥そのほか、「基本方針」を実現するために実践、改善する必要がある行動は何か
⑦現在違う方向を向いている社員を正しい方向に向けるにはどういう指針が必要か

質問に答える形で、それぞれ1~2項目ずつ書き出してみます。
その後、似通った内容のものなどを整理しながら7~10項目にまとめたら完成です。

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