具体的な「戦略」の運用法をご紹介していきます。
「戦略」の運用は先ほど述べた「三つのPDCA」のなかの一つ目「アクションプラン」を通じて行います。「アクションプラン」とは、「戦略」を推進し、成果を出すために必要な実行計画のことです。
たとえば、「顧客情報の管理と活用の仕組みづくり」という「戦略」を具体的に進めていくには、「いつまでに」「どのようにして」 顧客管理のフォーマットの内容を決め、「誰が」 それを作成し、「いつ」「どのような場で」 営業社員に説明し、「いつ」から実行するのかを決めなければなりません。実行後の活用方法も決めておく必要があるでしょう。これらの実行項目と内容、推進手順をスケジュール化したものが「アクションプラン」です。
この「アクションプラン」とは、「戦略」を推進し、成果を出すための仕組みです。 成果に結びつけるためには、ただ決めたことを実行するだけでは十分ではありません。必ず、PDCA(計画→実践→効果検証→改善・見直し)のサイクルをまわす必要があります。そして、このPDCAサイクルをリーダーがまわすことによってリーダー自身が学習し、成長するのです。
〈アクションプラン運用サイクル〉
<1> PLAN (計画)・・・・アクションプラン策定
↓
<2>DO(実践)・・・・アクションプラン実行、 推進
↓
<3> CHECK (効果検証) アクションプラン検証、評価
↓
<4> ACTION (改善・見直し)・・・・ アクションプラン改善