〈ステップ3〉育成面談=「育成面談」で成長目標を本人と上司で共有する

評価制度の運用のなかで、特に人材育成の重要なポイントとなるのが「育成面談」です。 「育成面談」も目的は二つあります。

1 評価結果を伝え納得してもらう
2 本人の成長目標を上司と共有する

一般的な面談はフィードバックなどと呼ばれ、1に重点が置かれます。しかし、本来は「成長支援の
場」として、今後取り組むべき課題や成長につながる目標である「成長目標」を明確にし、上司と部下とで共有する2に主眼を置くべきものであるはずです。 本書の評価制度の目的は「経営計画」で求められる人材づくりです。1をきちんと行うことは大前提ですが、2がしっかり行われていなければ会社が求める人材づくりにはつながりません。
これが「育成面談」が評価制度のなかで重要な位置づけにある理由です。
こうしたことを評価者にしっかり実践してもらうためには事前準備が不可欠です。そのために活用するのが「育成面談シート」です。これをきちんと事前に作成して育成面談に臨むことが本人の納得度と成長度合いを高めます。
「育成面談シート」は実際の面談を進める手順どおりに内容を作成、記入していく構成となっています。 評価者は実際の「育成面談」の流れをシミュレーションしながら作成し、面談に備えます。
被評価者が複数いる評価者にとって、部下全員分の「育成面談シート」を作成することはかなりの時間と労力を要することでしょう。私たちが直接かかわっているクライアントでも「重要なものですよ」ということを繰り返しお伝えするのですが、準備してくれない人も出てきます。このような評価者の面談は、評価の根拠があいまいで納得度が得られず、 成長目標も示せないまま部下が迷ってしまうというケースが少なくありません。
事前に作成したシートを見ながら面談をすると「部下から能力のない上司とみなされるのでは?」と心配する評価者もいますが、むしろ逆です。たとえ「育成面談シート」を読み上げるようなやり方で面談を進めたとしても、部下は「自分のために時間をかけてしっかり考えてくれている」と上司への信頼を高めてくれるのです。

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